CherryPyプロジェクトにおいてウェブデザイナとウェブデベロッパとがどのように協力できるか

イントロダクション

ウェブサイトの開発に関連する２種類の人間といえば、デザイナとデベロッパです。一般的に、デザイナはページの表示に気を配り、デベロッパはコンテンツとウェブサイトの背後のロジックに気を配ります。

デザイナとデベロッパは同じツールを使いません: デザイナは大抵HTMLエディタ(例えばDreamweaverとかAmaya)を使いますし、デベロッパはテキストエディタ、そしてCherryPyを使うわけです。

どのように協力できるか？

とても簡単なことです：

デザイナはHTMLエディタでテンプレートファイルを作成します。
デベロッパはテンプレートファイルを編集し、もし必要であればなんらかの動的データを追加します(CHTLを使います)
CGTLはHTMLエディタに影響を与えないため、デザイナはテンプレートファイルを再編集でき、新しいHTMLコードを動的情報を失うことなく追加することができます。
デベロッパはCherryPyソースコードのmaskの中に、<py-include>タグを使ってテンプレートファイルを入れます:
```
<div py-include="header.html">header</div>   (CHTL form)
or
<py-include="header.html"> (CGTL form)
```

テンプレートファイルはCherryPyプロセッサによってコードに入れられます(Cの「#include」命令にとても良く似ています)。テンプレートを見つけ出すために、プロセッサは同じディレクトリ内と他のソースファイル(/lib, /src, -I フラグで指定されたディレクトリ)を探します。

Example

今回の例では、２ページのみの小さなウェブサイトを構築することにします。各ページはヘッダ、ボディ、フッタによって作られているものとします。ヘッダとフッタは「you and here」ラベルを持つということを除いては、どちらのページも同一であるものとします。

ステップバイステップでやっていきましょう。

ウェブデザイナは好きなHTMLエディタを使って４つのファイルを作成します:

*******************
* File header.html
*******************
<html><body>
Welcome to the CherryPy py-include demo.<br>
You are here: home<br><br>

*******************
* File footer.html
*******************
<br><br><small>Don't forget to eat cherry pie every day</small>
</body></html>

*******************
* File page1.html
*******************
Header

Welcome to page1.<br>
Click <a href="page2">here</a> to go to page 2.

Footer

*******************
* File page2.html
*******************
Header

Welcome to page2.<br>
Click <a href="page1">here</a> to go to page 1

Footer

特に変なものはないです。ヘッダ、フッタ、２つのボディを持つだけです。全て静的データです。

ここの点では、ウェブデベロッパはhtmlファイルを編集し動的な情報を追加していきます:
- header.html内で、「home」を「<div py-eval="youAreHereLabel">home</div>」に変えます。
- page1.htmlとpage2.html内で、「Header」を「<div py-include="header.html">Header</div>」に変え、「Footer」を「<div py-include="footer.html">Footer</div>」に変えます。
テンプレートが用意できました。ウェブデベロッパはCherryPyソースコードに記述することができます:
```
CherryClass Root:
mask:
    def page1(self, youAreHereLabel='page1'):
        <py-include="page1.html">
    def page2(self, youAreHereLabel='page2'):
        <py-include="page2.html">
```
これでウェブサイトの動くバージョンができたわけです：あとはCherryPyのソースコードをコンパイルし、サーバーを立ち上げてテストするだけです。
さて、デザイナがページの見栄えのどこかを変えたいとします：ヘッダ内の「CherryPy」という言葉を太字にしたいと思ったとしましょう。これをやるには、「header.html」ファイルを編集し「CherryPy」という言葉を太字にすればいいだけです。HTMLエディタは「<div py-eval="youAreHere">home</div>」をそのままいじりません(つまり動的な情報がそのまま保持されます)。

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CherryPyプロジェクトにおいてウェブデザイナとウェブデベロッパとがどのように協力できるか

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The command line arguments were:
latex2html -split 3 -link 1 -ascii_mode -local_icons -no_navigation collaborate.tex

The translation was initiated by Debian User on 2003-08-26

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